【節水型便器の現況】
・節水型便器は少ない排水量でも「便器からは排せつ出来る」ように設計されてますが、既存配管が
対応できない状況が多くみられます。
・水道代の節約やエコに繋がる節水型便器ですが、「屋外排水管がつまりやすい」というデメリット
に苦労している人が多くなってるようです。
・水たまりのところに付着した便が流れにくく、以前タイプのものより、そうじが大変になったと言
う声も聞かれます。
【便器からの排水量】
・最近の節水型便器:4~6L
近頃発売される便器のほとんどが節水型便器です
・20年ほど前の節水型便器:8~13L
【浄化槽の場合】
・放流先排水路の深さ等の関係で、節水型便器に対応できるだけの十分な勾配を取ることが出来ない
ことがあります。
・浄化槽の維持管理の為、法規上本体を30cm以上嵩上げして埋設することは出来ないので、土地の形
状によっては十分な勾配を取ることが出来ません。
・一般的に1/100程度の排水勾配なので、トイレの位置によってはとても詰まりやすい。
【下水道の場合】
・新規の場合は1/50程度の排水勾配なので、大量にトイレットペーパーを使用する等想定外の場合を
除きめったに詰まることはありません。
・リフォーム等で排水管の構造をそのままにして節水型便器を設置しようとすると、構造が適していな
い場合排泄物が途中でつまるといったことが起こります。
【節水便器に取り替える場合の対策】
・排水管を見直し、必要ならば排水管工事をする。
・勾配が十分でもマスの形状によっては詰まりやすいので、排水管工事をする。
・トイレが最上流にある場合は、2度に分けて流して水量を確保する。
【弊社(工事店)の希望】
・節水型便器を使わないのが一番良いと思いますが、近頃発売される便器のほとんどが節水型便器です。
・メーカーは節水型便器を造るのを辞めたほうが良いかも・・・。
・リフォームの際は排水管系統を専門家から調査してもらう事を勧めます。